フェアトレードのあるお店を訪ねて14-マイナースウィング

 シンボルロードは宇都宮市役所と県庁を結ぶ道。オリオン通りとクロスする処から少し市役所寄りにレディオベリー(FM栃木)の建物がある。そのはす向かいの白い小さいビルの1階にカフェがある。

 看板がユニーク。ギターの形の小さい板がぶらさがっているが、ボディの一部が欠けている。ジプシースウィングジャズ専用のギターの形なのだそうだ。

 店内は小さな空間で、友だちの部屋に迷い込んだ、といった印象。壁にはギター、小説や写真集などが棚に並ぶ。モロッコ雑貨が展示販売されていて…。落ち着いた雰囲気だ。

 コーヒーは知る人ぞ知る「太陽と月の珈琲」豆を使って、サイフォンで淹れている。日替わりで焼くベーグルを使って、アボガドとエビなど、多種類のサンドを供しているのもちょっとユニーク。

 店内に流れるBGMやモニター映像はジプシースウィングジャズ。1930年代に生まれ、欧州でマイナーながら根強い人気を保つジャンル。アメリカのジャズとジプシーの持つ音楽が融合したものという。洗練されたリズム、しかしどこか悲哀が漂う。暴力的な激しさはなく、その温かさにとりこになってしまいそう…。

 マイナーという言葉にこだわる青年オーナーは「自分は酒が飲めないが街で遅くまでやっている店は酒場だけ。遅い時間に行けるカフェがあると良いな、と思った」という。

 ほっとくつろぎたい時、「オフ」の日に行ってみることをお勧めしたい。

 フェアトレードのガムチャ(バングラデシュ製の手ぬぐい。スカーフにも)が買える。

(取材:吉田ゆりの・まちなかせかいネット)

 

●宇都宮市中央1-6-4

●TEL 080-2556-7545

●OPEN 11:30-23:00(L.O 22:00)

●定休 火祝日

 

■フェアトレードとは■

・国際産直

・適正な価格で取引をすることで途上国 の生産者の自立を応援

・地球環境と生態系を守る農法で生産

・お買い物が海外協力になるしくみ

 

※本会機関紙『隔月刊・ボラ情報』より転載